【豆腐A社様】
川上改善で欠品100%削減を達成

川上の改善に取り組んだ事例のご紹介

物流現場で起きる課題の多くは、実はその前工程
いわゆる“川上”に要因があることも少なくありません。

今回は、荷主様とともに製造・積込工程を見直し、出荷ミスを防ぐ仕組みを
整えた改善事例をご紹介します。

ALSoでは、センター運営だけでなく、仕入先やメーカーなど川上の現場にも足を運び
実際の作業手順や流れを確認しながら
現場に合った改善策を一緒に検討・実行しています。

具体的な事例を通じて、日々の業務改善や品質向上のヒントを
感じていただければ幸いです。


事例サマリー

  • 課題:入荷検品時に発覚する納入不良(欠品)

  • 改善内容:製造・積込フローの見直しと数量確認工程の組み込み

  • 成果:欠品を100%削減。以降も不具合発生なし。

取り組みの背景と課題

ベンダーから当センターへ入荷した際に数量検品を行っていますが
一列分の欠品(納入不良=数量不足)が定期的に発生していた状況でした。

この対応により、店舗・メーカー・センターのすべてにムダが発生していました。

  • 店舗:販売ロスが発生

  • メーカー:再納品によるやり直し

  • センター:店舗報告書の作成、電話連絡、再納品までの
        手待ち(1件あたり平均10分)

こうした負担は現場の品質・生産性を低下させる要因となり
改善が強く求められていました。

取り組み内容(解決策)

01

現状の把握
豆腐A社様と一緒に現場を確認したところ

積込工程に数量確認が組み込まれておらず
 積み漏れ・中抜けが発生

これらが数量欠品の要因となっていることを
双方で共有しました。

02

改善施策の検討と実行

豆腐A社様と当社が一緒に対策案を出し合い
現場で無理なく実行できる改善策を検討。

合意のうえで、以下の改善を導入しました。

  • フロー改善:1クレート完成ごとに数量確認
           →段積みへ進む方式に変更

  • 効率化:確認を工程内に組み込み、積み漏れを防止

03

定着とフォロー

  • 改善後、納入不良はゼロを継続。(欠品100%削減)

  • 改善の定着を確認するため、5か月後および10か月後に
    フォロー訪問を実施。

  • 豆腐A社様と一緒に改善効果を振り返り
    現場にしっかり根付いたことを確認しました。

評価

今回の取り組みは、豆腐A社様の現場と一緒に検討したことで
改善策がスムーズに実施できました。

数量欠品がなくなったことにより

  • 販売チャンスのロスが解消された

  • 再納品や手間が減り、余計な負担がなくなった

といった成果につながり、現場からも高い評価をいただきました。

サプライチェーン全体を見据えた取り組み

今回のような川上での改善は、個別の不具合を解消するだけでなく
サプライチェーン全体の流れを安定させる大きな効果をもたらします。

ALSoは、単なる3PLの枠を超え、サプライチェーン全体を見据えた
“全体最適”の実現を得意としています。

物流センター内の効率化にとどまらず、仕入先やメーカーなど川上の
現場にも足を運び、流れ全体を一体的に分析・改善することで
より持続的な成果を生み出しています。

今後も私たちは、現場起点の改善を通じて、
お客様のサプライチェーン全体に価値をもたらすパートナーであり続けます。

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